*「山のあなたの空遠く 幸い住むと 人の言う・・・」という詩があります。
それで、友達と一緒に探しに行った。でも、どこにも”シアワセ”は見つからなっかた。泣きながら帰ってきた。「山のあなたのなお遠く 幸い住むと 人の言う・・・」と、この詩は終わっています。
*偉大な作家・芸術家であるゲーテ。功成り、名遂げ、お金と名声を手にし、80歳で18歳の乙女に恋をした!?と聞きました。その彼の晩年の感想<僕の80年の人生を通して、”幸福”だと感じたのは全部で一週間くらいのものではなかろうか・・・>
彼が本当にそう言ったのか、誰かが言ったのかよく判りませんが、「幸福」について興味深い言葉だなーと、心に残っています。
*「頓知の一休さん」は、天皇のご落胤と言われ、当時の仏教の堕落を憤って数々の奇行があったようです。が、25歳の頃、琵琶湖に入水自殺を図っている(それも二度も)と何かの本で読み、驚きました。なにかずいぶん悩まれたのでしょうねー。
でも、二度とも助けられ、以後研鑽に励まれ、名僧の誉れ高く、87歳の(当時としては大変な長命です)生涯を全うされました。
80歳で出会った盲目の美女”森女”との恋は有名であります。
また一休さんは、大徳寺納豆を創作されたことでもよく知られています。
一休さんの人生を、幸不幸で測ることは出来ませんが、「死ぬほど悩まれた!!」のは間違いありません。でも助かって<天の力が働いている・・・>沢山の人助けをされた、ということは、生死を乗り越えて得られた「我欲を願わない、世のため人のためを願うまごころの発現!!」と感じることであります。
*京都の銀閣寺を住処とした足利義正(銀閣寺を建てたのは奥さんの日野富子だそうです)ですが、将軍であり、凄い庭付きの立派な家(銀閣寺)に住みながら、よい?奥さんを持ちながら、晩年は”空しい、むなしい!”と言っていた、と何かの本で読みました。
スゴイ”しあわせ”な環境にいながら、”ふしあわせ”を感じておられたのでしょうか・・・。
やはり「シアワセ」はこころにある!!のですねー。
それを悟ったひとを「覚者」と言うのでしょうか。
覚者と言わなくても、「総て ありがたい!!」という境地に到達したい、と考えるものであります。
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