2009年11月29日日曜日

「口(くち)」についての考察

「口」は顔の正面の下部にある器官です(当たり前!?)ですが、よく考えてみると、絶妙な位置にあるのですねー。そして、飲食の入れ口であり、言葉を整える存在であります。

1 飲食のためには「歯と舌」があります。(これらの健康法については、私のHPをご覧になってください)食物を歯で噛み砕き、舌でこね回し、唾液と混ぜて食道から胃に送ります。
「歯」は、八十歳で二十本!残そう!というキャンペーンが行われています。(が、もっと沢山ある人もありますが、40才で総入れ歯、という人もあります)
「舌」は歯より随分軟らかい器官ですが、「入れ舌」と言う人はまあありません。ガンで切除した人以外は一生もちます。
最近は、歯科の先生から、「日本人の歯の質が悪くなっている」という話を聞きます。<これは、甘いもの、軟らかいもの、炭酸飲料アルコール飲料などが多く、カルシュウムが少なく、噛むことが少ないなどの影響・・・> 虫歯をタービンで削るとき、手ごたえが無いほど軟らかい歯が多い、そうです。<韓国の方の歯は非常に硬い!と聞きました>
甘味の少ない、やや硬い食物を、よく噛んで食べるのが健康の第一歩ですねー。
噛むとき出てくる唾液は、消化酵素と共に、若返りのホルモン”パロチン”を含んでいます。

2 「言葉」について
「口」から「言葉」が出るのですが、どんな言葉が出る(を出す)のかが健康と運命に大きく関わっているようであります。
「良い言葉」は、褒める、認める、感謝する、明るい、楽しい、思いやり、建設的な言葉。
「悪い言葉」は、叱る、けなす、不平不満、暗い、ぐち、悪口、欠点を責める、破壊的な言葉など。
日々の生活の中で、また何十年の積み重ねの中で、この両者のどちらを多く使ったかが、その人の「運命」を創り決めているようであります。
<良い言葉、悪い言葉のどちらが多く出る(出す)かは、遺伝と環境と生い立ちの影響であろうと考えますが、「自覚」し努力し、いい言葉を習慣ずけると、いいほうが多く出てくるのではないかと思います>

3 「口は災いの元」と言います。が、これは、食物の問題と言葉の問題の両方を含んでいるなーと感じています。悪い言葉を発し、悪い(!?)食事を続けていると病気や災難の元でありましょうが、良い言葉を発し、良い食事を続けていると、健康と幸福が増え、「口は幸せの元」ということになるのではないでしょうか。

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