毎年春、小中学生の内科健診があります(当地、公立)。
長年行っていますが、今年、感じたことを書いて見ます(特に中学)。
1 背骨の異常が多い。
背中が丸い(後湾)・横曲がり(側湾)・ねじれなどを、半数以上認めました。
これは、姿勢が悪い<勉強するとき、テレビやゲームを見るときなど>、食事のビタミンやミネラル(特にカルシュウムの不足、精神が軟弱(?)、訓練の不足・・・などの結果ではないだろうかと感じています。
<ただし、テニスクラブの生徒は、体も、姿勢も、言葉も、態度も、大変立派でした。感心しています>
2 メタボ(予備軍)が何人かいる。発育不全もいくらかいる。
3 アトピー・喘息・心音異常・
4 「ハリソン溝」(胸部、乳の下が凹むービタミンADの不足)
などが気になりました。
その中の一部の人を検査しましたが、
1 最低血圧の下降(これは大体においてビタミンB1の不足、甘いものが多くB1の摂取が少ない)
2 心臓の右方拡大(これも1と同じ原因です)
3 筋肉の(ツボ)圧痛(疲労の蓄積)
4 腹大動脈の硬化症状が認められる(軽度ですが)人がある
などが認められました。
これらは、最近の食生活、日常生活、運動の問題、精神生活、家庭の環境・・・などの総合的な問題から起こってくるのであろう・・と考えます。
食事では、甘いものが多い、お菓子やジュース・ケーキが多い、肉食が多い、白米食、スナック菓子・・・
などが気になります。
「精神訓練」と言うと、少し説明がし難いですが、以前はも少し”きりっ!!”としていた(学校でも、家庭でも)ように思うのですが、今は「生活訓練」を含めて少しルーズになっているように思うことです。
もう少し”きりっとした”ものが増えると、本人も嬉しいし、親は喜ばれるだろうし、と思うことであります。
今は、食糧に溢れた(ただし自給率は39パーセントと言います)、物に溢れた、電化製品に溢れた、車に溢れた、スゴイ素晴らしい時代ですが、その反面、精神性の虚弱が心配な時代のようであります。
物も有難く使いながら、精神面も肉体も強化・向上したいものであります。
なかなか「セイ」の話になりませんが、そのうち、オタノシミに!
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