2008年9月26日金曜日

「月の地平線を昇る地球」


今年5月、表題の写真をNHK tvで見ました。
ワッと驚いて、すぐにHDに収め、それをデジカメで撮ったのがこの写真です。
 世界で始めに宇宙飛行したソ連のガガーリン氏の帰還第一声”地球は青かった!!”が実感できますねー。
 「満地球の出」を撮影できるのは、地球と月と人工衛星(かぐや)が一直線に並ぶ年二回だけだそうです。
 我々の母なる「地球」は、宇宙空間に何の支えもなく浮いているのですねー。
そして、時速10万キロメートルのスピードで太陽の周りを回っているのですねー。
物凄いスピードなのに、音もしない、揺れもしない、がたつきもしない、海の水がこぼれもしない・・・
改めてフシギだなー!!と感じ入るものです。
 地球が出来て45億年、人類が誕生して30億年とか聞きますが、平凡な僕のアタマではなかなかピンとこない数字です。が、凄い年月をかけて、今の地球が、今の人間があるのだなー・・・ということは感じられます。
人間は、地上に生まれ、生き、いつか消えてゆく運命にあります。
「地球」という星も、生まれ、存在し、消滅する運命であるようであります。<ただし、人間のように数十年ではありません。「億」という単位でありましょう>
 が、最近、”地球の滅びる日”とか、”人類滅亡”とか、SF小説や映画で語られるようになってきました。これが天の声なのか、人間の妄想なのかよくわかりませんが、この3-40年間の、地球破壊、自然破壊、地球の温暖化、多発する戦争と内乱、人心の異常化(異常人間の増加)、水や食糧や物質の浪費・・・などを見ていますと、地球も人間もこのままでは映画を地でいくのではないだろうかと気になるところであります。
 なにはともあれ、地球に生かされている我々人間は、地球を汚さないように痛めないように傷つけないように日々心がけ、「人類は兄弟」という思いを新たにし、「世界は一家」も自覚して、この美しい地球で、みんな仲良く暮らすように心がけたいものであります。

2008年9月24日水曜日

生駒山麓風景



 私が住んでいる「生駒山麓」(東大阪市ー旧枚岡市ー大阪府の西端ー)は”おれの親父は生駒山・・・」と歌われた生駒山の西麓にあります。
この絵は我が家の窓から見た眺めで、左方の生駒山と右方の信貴山の中間を眺めています。
鉄柱は近鉄奈良線のものです。
 敬愛する画家が亡くなられ、それから何ヶ月した頃、”絵が描きたいなー”とフト思い立ちました(三十数年前)。
それから独学で、デッサン、クレパス、水彩、アクリル、と描き始めました。これなら油絵もいけそうだ・・・とキャンバス(ベルギー製!?)に向かいました。それからしばらくして出来上がったのがこの絵です。
嬉しくて!なんとなく気に入って、今も診察室にかけています。
”へー、これ先生が描いたの?ほんまに?”と言われるたびに、ニヤニヤしています。
 油絵は100年は変わらない、と言いますが、まだ描いたときと全く変わりません(絵の具とキャンバスには少し凝りました)
 手前の植え込みは隣家の庭ですが、今は木が切られ大きな水鳥小屋になり、左の大きな家は売られ、あとに家が何軒か建っています。
細かく見ればいくらか変化しましたが、全体的には「自然」も昔の良さも残っており、時々窓を開けて眺めています。<我が家には庭がありません。この「生駒信貴国定公園」が我が家の裏庭だなー・・・と、秀吉さんに習って思っています><ちなみに、秀吉は”日本中はわしの庭じゃ!!”と言ったとか聞いたことがあります>
 これからまた、絵や風景や花などを投稿してゆきますので、見てくださいね!

2008年9月23日火曜日

「為せば成る」

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も、成らぬは人の 為さぬなりけり」
昔、小学校か中学校で聞いた話です。
 世の中には、大成した人、中成?した下人、小成?した人、はては成功できなかった人・・・といろいろあるようであります。<「成る」には、社会的なものと、個人的なものとがあると思います>
今も昔も、堂々と立派に生きてこられた人は、目的の方向性と努力が人の何倍-何十倍と凄かった結果であろうと、改めて敬意を表する次第であります。

 自分が今あるのは<職業・立場・家庭・健康など>、生後より今日までの努力の結果でありましょう。
今、喜び、感謝し、元気で仲良く生きているとしたら、それはあなたの努力の結果です。
もしも、この反対の状態であるのなら、それも自分の招いたものでありましょう。
良ければ更に良くなるように努力を続ける、良くなければ良くなるように努力する。
これが人間の生き方だ、と改めて感じる昨今であります。

 最悪!とも思える状況に生まれ、後に天下をとった「秀吉」という凄い先輩がおられます。
ナショナルの創設者の松下幸之助氏も、十代は厳しい環境を生きられたと聞いています。
人間が大成するのは、生まれではなく、志と、努力の量と方向性にあると感じるものであります。

 北京のパラリンピックが終わりました。手がない、足がない、見えないなどの悪条件を克服して、健常者も叶わないような凄い健闘ぶりでした。
「為せば成る」のお手本を示されたようで、感動しました。
メタルを取った方も取れなかった方も、みな爽やかな”いい笑顔”をしておられました。
選手たちの努力とエネルギーを見習って、これからの人生を「為して」いこうと感じた次第です。
選手とご家族の、益々のご健勝とご多幸を祈るものです。
 

2008年9月18日木曜日

最近の中学生の健康

 毎年春、小中学生の内科健診があります(当地、公立)。
長年行っていますが、今年、感じたことを書いて見ます(特に中学)。
1 背骨の異常が多い。
背中が丸い(後湾)・横曲がり(側湾)・ねじれなどを、半数以上認めました。
これは、姿勢が悪い<勉強するとき、テレビやゲームを見るときなど>、食事のビタミンやミネラル(特にカルシュウムの不足、精神が軟弱(?)、訓練の不足・・・などの結果ではないだろうかと感じています。
<ただし、テニスクラブの生徒は、体も、姿勢も、言葉も、態度も、大変立派でした。感心しています>
2 メタボ(予備軍)が何人かいる。発育不全もいくらかいる。
3 アトピー・喘息・心音異常・
4 「ハリソン溝」(胸部、乳の下が凹むービタミンADの不足)
などが気になりました。

その中の一部の人を検査しましたが、
1 最低血圧の下降(これは大体においてビタミンB1の不足、甘いものが多くB1の摂取が少ない)
2 心臓の右方拡大(これも1と同じ原因です)
3 筋肉の(ツボ)圧痛(疲労の蓄積)
4 腹大動脈の硬化症状が認められる(軽度ですが)人がある
などが認められました。

 これらは、最近の食生活、日常生活、運動の問題、精神生活、家庭の環境・・・などの総合的な問題から起こってくるのであろう・・と考えます。
食事では、甘いものが多い、お菓子やジュース・ケーキが多い、肉食が多い、白米食、スナック菓子・・・
などが気になります。

 「精神訓練」と言うと、少し説明がし難いですが、以前はも少し”きりっ!!”としていた(学校でも、家庭でも)ように思うのですが、今は「生活訓練」を含めて少しルーズになっているように思うことです。
もう少し”きりっとした”ものが増えると、本人も嬉しいし、親は喜ばれるだろうし、と思うことであります。

 今は、食糧に溢れた(ただし自給率は39パーセントと言います)、物に溢れた、電化製品に溢れた、車に溢れた、スゴイ素晴らしい時代ですが、その反面、精神性の虚弱が心配な時代のようであります。
物も有難く使いながら、精神面も肉体も強化・向上したいものであります。

 なかなか「セイ」の話になりませんが、そのうち、オタノシミに!

 

2008年9月2日火曜日

「しあわせ」について (6)

「しあわせ」「シアワセ」「幸せ」についていろいろ書いてきましたが、それを得るためにも一つ大切なことは「言葉と行い」に気をつけることだと思います。
「心・言葉・行い」は”いのち”から出てくるものだと思います。<この”いのち”とは、肉体生命の奥にある人間の根源の”いのち”!と考えてください>

人間は平等である!と言いますが、現実社会の人間は、一人ひとり「全く不平等」であります。<それは、過去何千何万年の「遺伝(DNA)」のしからしむるところだと考えるのですが・・・>
「人間は平等である」というのは、「生命の尊厳性」において平等なのだと、私は理解しています。

成長した「人間」は、日々、心を動かし、言葉を発し、行動して「この世」を生きていきます。
これらの根源は”遺伝的”なものでありましょうが、後天的に得た「いいもの」を実行・続行することによって「現在の運命」は変わってくる!!」と思います<沢山の立派な先人がおられます>。

”こころ”については前にお話しましたが、「言葉と行い」について、「日々、時々刻々」整えたいものであります。「いいもの、明るいもの、暖かいもの、前向きなもの、建設的なもの、世のため人のためにお役に立つもの・・・」などが、「しあわせ」<自分も、周りも>になる根本だと考えます。

「自己客観視」という言葉がありますが、折々、「今、自分は、どんな心で、どんな態度や姿勢で、どんな言葉を使っているかなー」と考え、いいと思うものは伸ばし、これは良くないなーと感じたら改めるように努力したらよいのではないか・・・と考え、実行している昨今であります。

その「継続」によって、いい運命は更に良くなり、ワルイ(良くない)運命は良いほうに改善されるのではなかろうかと思うことであります。

先日の「カンブリヤ宮殿」で、大変厳しい環境に生まれながら、どんなに良くないことが起こっても、”良かった!よかった”と言って努力し、今、大会社の社長になり、立派に幸せに生きていられる方を拝見しました。この場合も「言葉の力」が大きく関わっていると感じました。

私も、いい姿勢で、いい言葉で、いい笑顔で!!と、努力中でございます。