2010年4月25日日曜日

「桜」に寄せて

これは、日本一と言われる高遠の「こひがん桜」です。
桜は、日本の歴史、文学、美学、芸術、武士道などに登場し、文字どうり「花」を添えています。
淡い彩りで冬の終わりに、山に野に町に「桜色」の
演出をし、ぱっと咲いてぱっと散る・・・
華やかな中に一抹の哀愁を秘めたそのいさぎよさが日本人の共感を呼ぶのでしょうか。

「花は桜木 人は武士」
「咲いた桜になぜ駒繋ぐ、駒が勇めば花が散る」
「ものの皆 移り変わりゆく世の中に、花は昔の花に変わらず(良寛)」
「年ごとに咲くや吉野の桜花 木を割りて見よ 花のありかを」<吉野山の桜は毎年美しく咲くが、この花はどこから出てきたのだろうか。木を割ってみたら花の”もと”が判るのだろうか・・・?本当は、”木の命が花を咲かせた・・・!のではないだろうか>

など、興味深い話がありますが、何も考えなくても”春が来たなー、桜の花が今年も美しく咲いたなー、自然の演出は凄いなー”と感じるだけでいいような気がしています。
何も感じない”不感症”も淋しいですねー。

当市(東大阪市ー旧枚岡市)は生駒山の西麓にあり、山麓にも市街地にも桜の花が沢山見られます。
今年は気象の加減か、花が長く見られました。桜の花は、散っても美しいですねー(花筵)。

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