奇妙なタイトルですが、これは「白砂糖の害」から検索(44000件)した辻田歯科医院のHPで知りました。アメリカのポッテンガーという学者が行った「食事と健康」についての研究です。
同じような条件の猫を二つのグループに分ける。
一つのグループは猫にとっての”自然食”を与える。もう一つのグループには猫にとっての”不自然食”(ジャンクフッド)を与える。これを三代にわたって研究したのだそうです。すると、
*一代目は特に著名な変化は見られなかった。
*二代目になると、不自然食のほうに少し異常が見られた。
*三代目になると著明な変化が見られた。少し高いところから落とすと、ちゃんと足で立てないで背中から落ちる、仲間同士喧嘩をする、飼い主に噛みつく・・・など、異常な猫が生じたということです。
昭和40年ごろから著明になった「日本の子供の食糧事情の変化」<インスタント物が増えた、肉食が増えた、甘いもの(お菓子・ケーキ・ジュース・菓子パンなど)の増加、油物(スナック菓子)の増加など>が、戦前の「自然食」を追いやっている!
その結果、現代の子供(三代目!?)に異常が起っている・・・ということでした。
小学校・中学校の校医を長年やっていますが、この何年か、「なにかオカシイ子供が増えた」と感じています。姿勢が悪い、背中が丸い、歪んでいる、肥満が増えた・・・など。
持久力の減少、疲れやすい、朝の寝起きが悪い、切れやすい・・・なども、父兄と話して感じています。
機会があって腹部のエコー検査をしますと、「脂肪肝」が認められることが多いです。
体質改善の必要がある!と言っても、さあ、何から始めたらよいのかなーとお迷いでしょうが、先ず第一番に出来ることは「食事の改善」です。甘い、きれいな、栄養の多い”現代食”を少なめにし、何百年(何千年?)続いた「戦前の日本食」<これは、アメリカの学者もその良さを認め、生活に取り入れています。その結果、アメリカでのガンの死亡率は減少している(日本では増加している!?)ということです>
食事以外では、「砂糖製品(お菓子・ケーキ・ジュースなど)」を減らすのが健康にとって大切なことです。今、日本では「甘いもの」が溢れかえっています。口はシアワセですが、骨も歯も胃も足腰も疲れ弱っています。子供の将来にとってもいろいろ問題を含んでいます。少量を、黒砂糖などで頂きたいものであります。
9月23日、休日診療所に一日勤務しました。沢山の患者さん(昼食は午後の三時!?)でしたが、そのほとんどが小中学生でした。インフルエンザとその疑いが多数。中高年者は非常に少なかった!?
こんなことからも「ポッテンガーの猫」の話を思い出しました。
お子さんをお持ちの方に、なにか参考になれば嬉しいです。大人の方も、参考にして頂けたら幸甚です。
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