2008年12月28日日曜日

「あたりまえ」の有難さ(

目が見えるのは当たり前、歩けるのは当たり前、食べられるのは当たり前、眠れるのは当たり前、大小便が出るのは当たり前・・・と、ほとんどの人は思っていると思います。
ですが、これらの生理機能が順調に働いているのは、実は「大変素晴らしい、大変有難い」ことなのですねー。
 長年人生を生き(生かされ!)、医師として沢山の健康な人や病気の人に接していますと、特にこのことが痛感される昨今であります。
始めに書いた「健康の条件」が、一つでも異常を起こすと、これは大変なことであります。

 若いときは細胞も若く、新陳代謝も順調であります。ほっておいても順調にいきます。が、年を取るほど次第にがたついてきたり、ぼろぼろ?になったりしてきます<この「老化現象」と言われるものは、遺伝的体質と、養生、心の持ち方、生き様の綜合によって、非常に個人差があります>

 日頃健康の維持増進に気をつけるのが「養生」であり、不幸にして病気になったら「早期発見・早期治療」が望ましいわけです。
病気が起こる前には何らかの「前駆症状」-だるい、疲れる、冷える、気分が悪い、食欲が無い、眠れない、肩がこる、大小便の排泄不具合、イライラする・・・などーがあり、それを善処しないで経過すると
「発病」と言うことになるわけです。<これらの症状だけでは病気とは言えませんが、「未病」という状態だと考えてください>

 現代社会はたいへん素晴らしい面も持っていますが、ストレスが充満した?社会でもあります。
心の安定を心がけ、「養生」-衣・食・住・運動と手入れ・心と人間関係ーを心がけ、「当たり前の有難さ」を心に銘じ、笑顔を忘れずに生きていこう!と考え、ささやかな努力を続けている次第であります。
「養生」に関しましては、私のホームページを見ていただけたら嬉しいです。
http://www.mishimaiin.jp/

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