前回は、日本の運命を左右した「大物」の性格と運命について考えてみましたが、今回は、身近な友人について考えてみます。みな、同年輩の医師です。
M君は、大学病院から出張を命じられた地方の外科病院で一年間一緒しました。
彼は、僕のことを”あんたはのんびりしていていいなー”と言いました。
その彼は、その後、地方の医院に養子に行き、”いい養子が来た!”と喜ばれ、医療を発展させていましたが、十二三年の活躍のあと、急にこの世を去りました。
H君は、終戦後、航空隊から帰還、医学部に入ったのですが、父親が原爆でまる焼けになったため苦労もあったようです。が、頑張って医師になり、小医院勤務から始まって、現在は病院を二つ運営しています。後継者もできました。地方都市の名士です。
その彼は、学生時代、僕に”もっとのんびりしたらどうだ・・・”と言ってくれたことがあります。
「性格」には、明るい暗い、大らかちまちま、寛大狭小、攻撃的寛容的、悲観的楽観的、温かい冷たい、などがあり、またそれが入り混じり、人生に表現されます。
人間には、その「どちらもある」のですねー。その「どちらを出す(表現する)」かで、そしてその積み重ねと継続で、「運命」「人生」が構築されてくるのですねー。
時には、同じ人間でも、「ある人には温かく、ある人には冷たく」という態度をとることがあります。
<なぜか?と考えるのですが、その人の”表現”と、遺伝的や運命的な要素も左右するのかなーと考えることです>
「自分の性格」を知り、いいものは伸ばす、これはよくないなーと思うものはいいほうに変えていく、というのが、運命好転、幸福な生き方の大事な要素でありましょう。
「心を変える、いい本を読む、食事を整える、明るい人と付き合う、世のため人のためを考えて言動する・・・」と、性格も運命も変わる<好転する>のではないかと考える昨今であります。
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