「徳」1)道を悟った立派な行為。善い行いをする性格。身についた品性。
”徳が高い道徳・徳性・人徳・美徳
2)人を感化する人格の力 めぐみ、神仏の加護
3)利益、もうけ、富。
と広辞苑にありますが、ここでは(1)として考えてみたいと思います。
健康・経済・人間関係など、生存条件に恵まれて順調に「この世」を生きておられる人を、”あの人は得な(徳な)人だと世間では言います。
でも、世の中ではそんな人ばかりではありません。つらい、苦しい、痛い、悩ましい人も、金銭問題で苦労する人もあります。
また、同じように「人間」として地球上に生まれて来たのに、愛情・経済・健康・和に恵まれた素晴らしい境遇に生まれてくる人もあれば、厳しい、つらい、苦しい環境のもとに生まれてくる人もあります。
人間は平等だ!といいます。が、地球上の現実に目をやれば、一人ひとり、まったく平等ではありません。 私は医師ですので、肉体面、健康面について考えてみたいのですが、この面でも、人間はまったく平等ではありません。丸々と太って健康に生まれてくる人もあります。生存ぎりぎりの病弱体質で生まれてくる人もあります。<ただし、弱く生まれてきた人でも、心がけと努力次第で、百歳まで生きた人もおられます(以前に書きました)ので、これまた「不思議、フシギ!」という気がしていますが・・・。
非常に経済的に社会的に厳しい環境に生まれた人でも、天下を取った秀吉さんや、世界的な富豪の仲間入りされた松下さんや、日本一の多額納税者になられた斉藤一人さんなど、運命を好転された方がおられます。
そうしてみますと、「努力と心がけ」次第で、健康も運命も経済も、いくらでも向上してくるのですねー。
人間は平等である、というのは、わたしは「いのちの尊厳性」において平等である!と考えています。いのちの尊厳性はみな平等なのです。<だから、お互いに尊敬しあわねばならない!>
だが、地球上の物質的条件や肉体的な条件は一人ひとりみな違う!
なぜか!?現代の唯物論の社会では、この答えを出すことはできませんが、私が今まで学んだり考えたり教わったり読んだりしたことから考えますと、「人間には”生まれ変わり”がある。前世をいかに生きたか、によって、”この世”の運命が(一応)定められる」という結論が出ます。
押しつけもできませんが、なにかのご参考になりましたら嬉しいです。
「天の倉に徳を積む」
「徳あるは褒むべし、徳無きは憐れむべし」
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
「徳をもって怨みに報いる」<昭和20年の終戦時、中華民国の蒋介石総統は、こう言って、日本からの賠償を求めず、日本分裂を防ぎ助けてくれました>
0 件のコメント:
コメントを投稿