2009年2月28日土曜日

人間の健康・寿命・運命

1 「健康」と「寿命」
これを支えるものは、呼吸・水と食物・運動と休養・衣服・家と生活・心と人間関係、更には「遺伝」(DNA)でありましょう。これらの「生存条件」を整える<自然性を増やす>ことにより、健康も寿命も相当向上・改善されるはずであります。

「自然性を増やす」と言いましたが、現代、我々の周りには、上記の条件において「不自然」が「自然」の顔をして充満しています。また患者さんに聞いてみますと”気をつけておりまっせ!”というお答えが多いですが、更によく訪ねてみますと、沢山”底が抜けている!?”例が多いようであります。
「いいと思って実行しているが、本当は良くないことを知らずに行っていることも多い」

今健康で、心も体も爽やかに生きておられる方々は、今の生き方を続けられたらいいし、どうも疲れやすい、痛いところがある、気分が重い、食べられない・眠れない・イライラする・・・などの症状がおありでしたら、上記の「生存条件」の見直しが必要であると思います。
考える、尋ねる、学ぶ、得る、そして「いいと思ったこと」を実行すると、健康は好転すると思います。
<医学の進歩で、たいていの症状は消え、病気も良くなっています。で、近代の人間は「考える」ことが少なくなっているように感じます>
医者も薬も結構ですが、「体の不調ー痛い・だるい・重い・こる・食えない・・・など」を感じたら、お医者に行く前に”なぜか?どうしてそうなったのか?”と、考えることが大切だと考えます。
何か原因<食べすぎ・飲みすぎ・働きすぎ?・冷え・睡眠不足・気疲れなどなど>があり、それが判ったら、先ずそれらの改善に努力することが第一であります。
(気がついて、改善の努力をして、それでも良くならなかったら医師を訪れる)(急性の疾患は先ず医者のところへ。後、考える)

「一に養生、二に薬!!」という名言があります。これは真理・真実だと思うのですが、医学・薬学の進歩と共に、最近では死語になっている感じで、残念なことであります。「人間の健康のために」復活させたいものであります。

2 「運命」
1)で書きました「健康」の条件は、そのまま「運命」をつかさどるものでありましょう。
江戸時代の観相の大家「水野南北」は「食は命なり」と言っています。
食事は運命を左右する、食事を変えることによって運命が変わる・・・とのことです。
食事だけではなく、上記の「健康に関する諸条件」が変わると「運命」も変わる・・・と言う感じがします。
”良いように変える、自然性を増やすように変える”ことが大事であります。
今いい人は、今の状況を維持増進するように努力を続ける。
今良くないと思っておられるお方は、求め・学び・得・実行する・・・ことにより運命の好転が得られると思います。
大問題をわずかなページで説明することは難しいことですが、今日はサワリだけ書かせて頂きました。
健康問題も、運命問題も、まず「考える」ことから始められるのが好転の出発点だと思います。
私も日々努力中です。
お互いに、ニッコリと頑張ってまいりましょう。

2009年2月27日金曜日

「ランタナ」道端の美


「ランタナ」(クマツヅラ科ランタナ属植物)
150種が熱帯アメリカ・アフリカに分布、と辞典にあります。
往診の帰途、ふと隣家の空き地にこの花を見つけました。”わー!すごい花が咲いている!”と、カメラを取りにとんで帰りました。
直径は5-8センチの花です。
色形の絶妙の構成に、感激的な思いでシャッターを押しました。
あまり人の通らない小路に、こんな凄い花がさりげなく咲いている!!
 誰かが種をまいたのか知りませんが、デザインし咲かせたのはカミサマに違いないと直感しました。
<カミサマとは、宇宙創造の神様、と思ってください>
”往診、ご苦労だね。ちょっと楽しませてあげよう・・・”と咲かせ、見せてくださったのかなーと勝手に解釈し、喜んでいます。
小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、野山の緑、四季おりおりに咲く花々・・・、日本の自然は美しいですねー。でも、日本に住む人々が、十人が十人、その美に対して感激性を持っておられるかなーとも思うことです。
美を認め感じるには、「余裕」ゆとりと感受性がいるようであります。
現在の日本(世界も)は、便利になり食糧や物が溢れ、自由で太平を謳歌しているようですが、
利便追求や、金や物を追い求め(すぎ)、せかせかと時間と体力と精神を消耗し、心も体も疲れがたまっているように見受けられます。
でも、悠々とゆっくりのんびりしていたら時代に取り残される、ほかのものに負ける!?・・・
<現代、昔からの自然なゆっくりした生活をしているのは、オーストラリアのアボリジニ、アメリカのホピ、アフリカのマサイ、ヒマラヤの花の民などでしょうか。ヨーロッパでも何百年前からの生活を守って平和に暮らしている国がある、と、いつかテレビで見ました>
物も必要ですが、争ってまで、体を痛めてまで、地球を汚してまでして手に入れるのはどうかなーとも思うことです。
”こころに花を咲かす”という言葉もあります。これは手間ひまもかからないし、お金もかからないので、一杯咲かせたいですねー。