2012年1月18日水曜日

「喜び」(肉体・精神・いのち・魂の)

「喜び」とは、肉体的な喜び(身体の各部が健全で、食欲・睡眠欲・性欲が満たされたとき)、物質的な喜び(欲しいものが手に入った・素晴らしいものをプレゼントされたなど)、褒められた・役に立った・いいことをしたときの精神的な喜び、これらがさらに昇華したときの「魂の喜び」などがあるように感じています。

肉体的に、物質的に、精神的に、社会的に、「整った・優れた」ときに人は喜びを感じるものでありますが、「整わない・優れていない・物足りない・・・」ときはどんな感情を持つのでしょうか。
たぶん、満たされない、さみしい、つらい、情けない、やるせない、腹が立つ・・・などの感情が生まれるのだと思います。

が、この「感情というもの」は、大いに「主観的」であります。
いい感情も、悪い感情も、「自分」が感じ、思うのです。人から感情を強制されることはまずありません。「自分が思い、感じる」のであります。
その「感情」は、自分が今日まで生きてきた教育と環境(育ち)と遺伝によるものでありましょう。

いい時に喜ぶ(喜べる)のは誰でもですが、よくない(と感じている)ときに、どう感じ、どう思い、どう反応するか、どう生きてゆくかが、そしてその積み重ねが「人生」を形づくるのですねー。

前にも書きましたが、「当たり前」(生きている、見える、食べられる、息ができる、歩ける、便が出る、仕事ができる、家族がある・・・などなど、あって当たり前ですが、「当たり前」であることは、大変素晴らしい!!ことなのですねー。これらの一つでもできないと考えてみてください。大変なことです!えらいことです。
その「大変ありがたいこと」を、どれだけ感じているか、喜んでいるか・・・が問題なのですねー。

「当たり前の有難さ」を感じ、喜びと感謝に生きる人は、さらに喜びと幸せが増えてくるでしょう。
そんなものは当たり前じゃー、と感謝を忘れ、良くないところばかりを気にして不平不満で生きていると、良くない状況は増大・増幅して、さらに勉強させられるようになるのではないでしょうか。

「問題の出ない人生はない」といいます。人生問題が出るのは、その人がさらに進歩成長するためのテスト(試練)のように感じています。
「難あり、有難し!」という言葉もあります。<難儀なことが起こった。懸命に努力し、前よりよくなった。難儀なことが起こってよかった!>というようになれば、みんな「シアワセ」ですねー。

いろいろ起きてくる人生問題を、”あ、これは良くなるチャンス!”と明るく前向きにとらえ、ニッコリと、背筋を伸ばして、生きてまいりましょう。「だんだん良くなる・良くなっている」と唱えながら。
「悪いこと」が起こっても、「もっと悪いよりはマシ!」と思考の転換ができたら幸せですねー。