生駒山(大阪と奈良の境にある信貴生駒連山)の麓の町(旧枚岡市、今東大阪市)に住んで50年近くになります。「俺の親父は生駒山・・・」という演歌がありますが、朝夕、生駒山を眺めながら生活しています。緑の山は、目に優しく、酸素を放出してくれ、自然の生き物をはぐくんでいます。
四季の変化も、自然と人生を感じさせてくれます。
山麓には、もう25年も通っているテニスコートもあります。
10月の末に上高地を少し長く歩く予定ですので、その予行演習に、山歩き用の靴を買って、半ドンの水曜日に、生駒山の三合目にある展望台まで歩いてきました。
階段が長いこと、坂道が案外急なことに驚きました。
だいぶ前、黒部ダムの長い階段(500段くらいある)で一苦労したことを思い出しました。
なんとか息も切らさず、足も傷めず、展望台に着きました。(生駒山の中腹にあるのかと思いましたら、帰って地図を見ましたら、三合目あたりでした!?)
何人かの人が、ベンチに座ったり、裸になってシャツを乾かしたりしていました。
枚岡と東大阪が眼下に広がり、壮大な眺めでした。
帰り道は、膝に気をつけながら、ゆっくりと降りてきました。
ウオーキングが流行っています。健康の保持には大変いいことですが、山歩きはさらに一歩二歩進んだ健康法だ、と感じました。
足腰の鍛錬、心肺機能の増進、森林浴、意志の鍛錬、自然に対する畏敬の念の増加・・などなど、心身の健康に寄与することが大であると感じました。
病気の方は、まずそれを治されるのが第一ですが、歩ける、動ける方は、折があったら山歩きにトライされたらいかがでしょうか。
”先生、イノシシが出まっせ!”と言ってくれた人がありましたが、このたびは出ませんでした。
鳥の鳴き声が一度も聞こえなかったのは、秋のせいだったのでしょうか?