前回の「世界の果て 行ってQ」で、18歳の盲目の女性と「イモト」の二人が、アフリカ最高峰、キリマンジャロ(5895m)の登頂に成功したテレビが放映されました。
<ちなみに、イモトは二回目です。こんなこと=盲目の女性を誘導する=がなければ、二度と行きたくなかった(大変、辛く苦しい山であった・・・)、と、イモトの言葉にありました>
健常者の登頂率が50%とのことです。
この山は、エベレストほどの極限性はありませんが、山頂の空気は平地の60%で、前回は、強壮のカメラマンがリタイヤしています。
半年前から、低酸素室で訓練し、現地でも時間をかけて登られたようですが、二人とも凄い!よくやられた!と、テレビを見ながら、感心・感動の連続でした。
本人の努力も凄いが、イモトのサポートも凄い<さりげなく凄い!!>
イモトのリュックの後ろについた紐を、女性が握って進むのですが、往路も帰路も、イモトは、重いとも、辛いとも、強く引っ張るなとも、何も言わずに淡々と終始していました。
<みなさん、ちょっとした山でも、同じことをしてみてください。後ろから引っ張られたら、どんなに重いか、辛いか、苦しいか、よくわかります>
”私は、必ず目が見えるようになります。そしたら、もう一度この山に登って、感動をふたたび味わいたいです!!”と、この女性は言っておられました。
「何かやる!」「目標を作って、やり遂げる!」ことが、人生において大事なことであり、必要なことである、と改めて強く感じたことです。
ちなみに、この若い女性は、今回の壮挙以前にも、津軽海峡(狭いところで18km)を泳いで渡ったり、トライアスロンも完走したりされているようです。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も、成らぬは人の 為さぬなりけり」の古歌を、ふと思い出すことであります。
何を為すか?は、その人の「遺伝と教育と教養と環境」によって決まるのでしょう。が、
何でもいい、人様に迷惑がのかかることでなかったら、仕事に、勉強に、娯楽に、教養に、運動に、読書に、音楽に、旅行に、「したいこと」を沢山、精いっぱいして、人生を充実させたいものであります。