2011年2月27日日曜日

「無事 無難」「事故 災難」

前に「無事はこれ貴人なり」という記事を書きました。
「平穏無事」に生きられたら、しあわせですねー、嬉しいですねー、有難いですねー。
でも、人生は、無事・無難ばかりではないですねー。
天変・地災・人災がいつ何時起こるかもしれません。向こうからやってくるものもありましょうし、こちらが招く(知らずでも)こともありましょう。

事故・災難の記事は、毎日、新聞やテレビで報道されています。
今は、ニュージーランドの地震が大変ですが、交通事故・火災・人災・戦争(外国ですが)・国内の騒乱が毎日のように報道されています。
この地震でも、助かった人もあれば、瓦礫の下敷きになった不幸な方もあるようです。
災難発生時の「幸・不幸」を分けるのは何でしょうかねー。

一般的には「運が良かった、運が悪かった」でかたずけられるようですが、その「運の良し悪し」は誰が決めるのかなー・・・とも考えることです。
私自身も、水難・火難・大けが・歯の異常などで、何度か大変な状況がありました。広島原爆投下の前の晩に、広島から疎開して助かっています。(その日・その時に広島に出かけて被爆された方もおられます)(毎日、その時間に広島に着くのに、列車に乗り遅れて助かった方もおられるようです)
南米に旅行中の学者が、お腹を壊して飛行機に乗り遅れたのですが、乗るはずだった飛行機は、山中に墜落し、全員死亡された・・という記事も見ました。
日航機の墜落でも、キャンセルして助かった人、そのキャンセルの切符を手に入れて事故に遭った人もあったようです。
僕の兄も、軍医で、北支からニューギニヤに移動するとき、乗る予定の船に乗れず、次の船になったそうです。乗る予定だった船は撃沈され全員死亡しましたが、兄の乗った船は無事ニューギニヤに着いたそうです<ただ、そこでも食料に困り、とかげを食ったりして飢えをしのいだ、と聞きました>

改めまして、「事故や災難はどうして起きるのか??」
1 自分の問題ーー不注意・わがまま・勝手・向う見ず・無思慮・無分別・飲酒
2 周囲の問題ーー”相手からされた!”ということがありますが、これも、自分の不注意から招いたことが多いのではないかと考えます。
3 良くなるための試練ーー「難あり、有難し!」と、出てきた問題を受け止め、プラスの増加に努めれば、心身と社会性の向上になり、「人生」が良くなるのではないでしょうか。
4 因縁消滅<前世の問題>ーー「自分は何も悪いことはしていないのに、こんな目に遭った・・・」という時には、自分が気ずかない原因もあるかもしれませんが、「前世の問題の解消のための試練」と受け止めるのがベストのように思います。<今、現世があるのは、前世があったから、ではないでしょうか!><何もなしに、ポーンと出てきたのではないように思うのですが、皆様はいかがお考えでしょうか!>
<最近、霊的な問題の著書を多く見かけるようになりました。これも”縁””求める”という基本がありますが、”真実を求めて”いれば、いつか、どこからか、答えが得られるように思っています>

事故や災難を防ぐには、「自然性の増加と調和」<心・食事・生活・運動・人間関係などについて>が第一と考えます。一人ひとり、この「生命維持の基本的要因」が整えば、健康・寿命・幸福の増加と、事故・災難の減少に繫がるのではないだろうか、と考えることです。